日本がハイパーインフレになったら、株価はどう動くのか?
この記事の役に立つ人
- ハイパーインフレが来たときの戦略を立てたい
- 過去の記録を知りたい
結論
ハイパーインフレは株式でほぼリスクヘッジできる。ただし、物価上昇とタイミングがズレる。
ズレの期間は、数年~10年程度に渡ることがある。
インフレと物価の推移
まず、米国の例を挙げよう。物価が1970年~1990年にかけて約3.5倍になっており、株価もほぼ完全に追随している。
ただし、1974年~1986年の約12年間、株価はほとんど上昇せず、物価に対して、現金と株価が相対的にどんどん目減りしているのを見ていられるかという問題が出てくる。
以下は、日本の場合である。米国同様に、物価上昇とタイミングにズレがあり、その後、株価が物価に追随している(完全ヘッジ)。
1949年以前の、1943年~1945年は、株が物価に対して、紙くずになるかもしれない恐怖に怯えることになる。
参考までに、日本株の130年間チャートを掲載しておく。
まとめ
株式は、物価上昇に後追いする形で、物価に完全に追随する。
そのため、先に物価にほぼ連動する金(ゴールド)をポートフォリオに組み込んで置き、金が上昇した後売却し、その利益で株に投資することで、株式のみの運用より、リターンを改善できる。
しかし、金の売却タイミングを計れるかは別問題であり、更に、ハイパーインフレが起きなかった場合、金の保有期間が長ければ長いほど、株式のみのポートフォリオに比べて、超長期リターンが劣後する。
株式と金のリターン比較については、別記事で詳細を記載しているので参照してもらいたい。
リンク
物価1兆倍!ドイツのハイパーインフレに学ぶこと – ライブドアニュース (livedoor.com)
ドイツに学ぶ!空前の株高の次には、ハイパーインフレが来る!! | 『異端公務員☆倶楽部』の逆襲 〜本当に役に立つ役人は「異端児」呼ばわりされる!〜 (ameblo.jp)
コメント