人生でしたいことの見つけ方

生活

この記事は、こんな人向け

  • したい事が見つからない
  • 今していることが本当に人生のしたいことなのか分からなくなった

目次

  1. 好きなことは何ですか?
  2. 得意なことは何ですか?
  3. 人生で大事なことは何ですか?
  4. 重なっている部分を見比べる
  5. したいことに集中する
  6. 具体例(自分の場合)

好きなことは何ですか?

すぐに好きなことがでてこない人も多いと思うので、以下の質問に変えても大丈夫です。

  • 過去にやって面白かったこと
  • これから知りたいこと
  • これから勉強したいこと
  • 過去お金を払ってやったこと
  • 現在お金を払ってやっていること
  • これからお金を払ってやること

得意なことは何ですか?

  • 人より上手くできること
  • 毎日やっても苦にならないこと
  • 苦手なことの裏返しのこと

人生で大事なことは何ですか?

  • 大切にしている価値観
  • これがないと確実に自分の幸福度は下がりそうと思う事柄

重なっている部分を見比べる

以下の図を見て、それぞれの重なっている部分を見比べてみましょう。

(1)したい事

最優先で取り組む、他のことは捨てるor他人に任せる

(2)好きで得意だけど、人生で重要と思えないこと

やらない(短期的には害は出にくいが、長期になるほど、充実感が減っていく)

(3)好きで人生で重要に思えるけど、不得意なこと

他人に任せる(外注する、やってる人に投資する等)

(4)得意で人生で重要に思えるけど、嫌いなこと

やらない(世間の評判ばかりを気にして生きることになる)

(5)好きだけど、得意でもないし、人生で重要にも思えないこと

やらない(一見息抜きになりそうだが、振り返ると時間を無駄にしたと思う)

(6)得意だけど、嫌いだし、人生で重要にも思えないこと

やらない(他人に振り回される人生になる)

(7)人生で重要に思えるけど、嫌いだし、得意でもないこと

やらない(表面的な巷の情報に振り回されている)

したい事ことに集中する

人生の幸福度を上げるためには、(1)のしたい事に集中する必要がある。それ以外の事をしていても人生の幸福度が上がらないことは、既にあなたは分かっているはずだ。

そう言うと、したい事だけして、うまくいった人は少ないと言いたいだろう。もちろん一理ある。

ただ、したい事をするためには、不得意な事や、嫌いな事も少しはしないと、というのは避けた方がいい。結局、続かない。正確に言うなら、したい事をするためには、「得意な事柄」のうち、それが「好きでも嫌いでもない事柄」なら、しても良いだ。それでも嫌いなことに手を付けないといけないなら、さっさと他人に任せよう。あなたの人生のために、任せる必要がある。

ここで、画家になりたいという人がいたとしよう。画家の平均給与は一般的に低い。明日の生活の心配をしながら絵を描いて有名になった人物もいないわけではないが、毎日の生活の幸福度が高かったかは甚だ疑問だ。自分なら、死んでから有名になっても、生きているうちは不幸だろう。本当にしたい事に向けて、生活のためにしないといけないことは、「得意で、そんなに嫌いというわけではない事柄」を選んだ方がいい。

最近の流行りの例を挙げるなら、小説家になりたいから、あまり気は進まないが給与の良いプログラマーで若いうちから稼ぎ、30代で引退して、小説を書く。といったところだろう。ちゃんと計算して実行すれば、十分可能だ。

なお、「好きな事」「得意な事」「人生で大事な事」の全てが1つの円のように重なっている人ほど、したい事に迷いが少ない。3つの円のそれぞれが離れているほど、自分探しをしがちになる。

具体例(自分の場合)

好きなこと

  • プログラミング
  • 宇宙
  • youtube
  • 投資
  • 金融
  • 計算
  • 適性分析
  • 情報収集
  • カード収集
  • 作業自動化
  • 最適化
  • データ収集
  • ネットワーク量削減プログラミング

得意なこと

  • 収集
  • プログラミング
  • 最適化
  • 自動化
  • 時間を守る
  • 作業を完了させる
  • 片付けをする
  • 比較する

不得意なこと(不得意な事は、得意な事と表裏一体。また、憧れてる事は不得意な可能性も高い)

  • アピールが苦手 → 物事の悪い面を見がち → 不具合に早く気づきやすい
  • コンテンツ作成が苦手 → 既にあるものを使って築くのが得意
  • 交渉が苦手 → 人ではなく、物の扱いに長けている
  • コミュニケーションが苦手 → 同上
  • 短期トレーディングが苦手 → 長期投資に向いている

大事なこと

  • 経済的に自由に生きる
  • 好きなことをして生きる
  • 家族の思い出を作る
  • 健康に生きる

①したい事

プログラミング、自動化、最適化(効率、価格)、収集(情報、資産)

②好きで得意だけど、人生で重要と思えないこと

youtubeのお気に入り動画を集めること

③好きで、人生で重要に思えるけど、不得意なこと

プログラミングから生まれる商品を売ること → 営業誰かに任せる

④得意で、人生で重要に思えるけど、嫌いなこと

色々な資格を取得すること

⑤好きだけど、得意でもないし、人生で重要にも思えないこと

宇宙法則を解き明かすこと

⑥得意だけど、嫌いだし、人生で重要にも思えないこと

誰かのためにFXのトレーディングツールを開発すること

⑦人生で重要に思えるけど、嫌いだし、得意でもないこと

自分自身をしっかりアピールし、ガンガン売り込むこと

まとめ

やりたい事がまだ見つかってない人は、3つの円のどれかが書けていない可能性がある。

「好きなこと」の円が書けていないなら、面白いと思えるかもしれないこと、お金を払ってしてみたいことをやってみるしかない。はっきり言うなら、経験不足だ。好きな事は、基本的には「過去にしたこと」と「今ある知識」からしか出てこない。知らないことは「好きなこと」にはなりえない。少なくとも僕は、幼稚園の子供が「上場企業のキャッシュフローを見るのが大好き」というのを聞いたことがない。

また、将来本当に好きになるかもしれない事は、将来に好きなればいい。それを今探す方法を考え続けても絶対に見つからない。1つ1つ、行動してやってみるしかないのだ。

(余談だが、世間の旅行好きトレンドには注意しよう。あなたが「旅行には何回か行っているが、そんなに好きかどうか分からないけれど、人生には必要かもしれない」と思っているならば、あなたにとって旅行は、(2)の部分の一番右上端にある可能性が高い。もちろん、旅行に限らず、「死ぬまでに一度はしたい〇〇」と喧伝されていることは、試すのは問題ないが、幸福かどうかは必ず疑った方がいい。それは、誰かが考えた、誰かのための円でしかないからだ。)

反対に、「好きなこと」は分かっているけど、ぼんやりモヤモヤしている人は、円の境界線がボヤけていて、(1)のやりたい事以外の部分に目が行っている可能性がある。僕の場合は、(1)から、(5)の好きなだけのことに目が逸れたある日に、宇宙でワープする方法を開発したいとか考え始めたことさえある。数日ならワクワクと思考にふけれるだろうが、アイデアを出すことが得意でもなく、人生で重要な事柄に入っていない以上、一旦その思考は打ち切った方が無難だ。

「得意なこと」の円が書けていない人は、自分で考える時間を取る必要がある。苦手な事の方が思い浮かびやすいなら、既に得意な事の答えも90%は出ているようなものだ。苦手な事柄の裏面が得意なことだ。または、あなたの苦手な事を、平気な顔をしてこなしている人を思い浮かべてほしい。その人が苦手なことを聞いてみよう。それがあなたの得意なことである可能性は高い。

「人生の大事なこと」の円が書けていない人も、自分で考える時間を取る必要がある。死ぬときにやっておかなかったら後悔することを考えよう。自分が幸せだなぁと思ったことを挙げてみよう。または、現状から無くなったら困るものを書いてみよう。もちろん、温かい家で、毎日ご飯を食べてたいとかでも全然問題ない。当たり前のことでも、目の前からなくなると、とんでもなくインパクトがある事柄はゴロゴロ転がっている。

円が書けたら、円の境界線とにらめっこしつつ、(1)のしたい事を、浮き立たせよう。したい事は何個あっても大丈夫だが、(1)以外の部分に目が逸れていないかは注意しよう。

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